腰痛の中で、原因があまり知られていないものがあります。
殆どの方の腰痛の原因は、「骨盤矯正とは」で記載してますが、たまにそれ以外の歪みが原因のケースがあります。それは、仙骨の歪みです。

「骨盤矯正とは」で記載した、骨盤の歪みを取り除いても未だ仙骨周辺で違和感がある場合、仙骨の位置を確認します。

一般的な治療院のホームページに記載されている仙骨の歪みとは「前傾」「後傾」「腰椎の歪みに伴うズレ」等の記載が多い様ですが、それらの歪みを取り除いて、脊椎－腸骨は正しい状態なのに仙骨下方のみが左右にずれている場合があります。

正常な位置は実線
破線の位置に歪む

仙骨は腸骨との間を強靭な靭帯で繋がれているため、よほどのことが無いとズレることは考えられないのですが。

原因として多いのが、北海道ならではと考えますが、雪道/アイスバーンで滑って転びお尻を打ったことです。この衝撃で仙骨の位置がずれてしまったと考えられます。

この仙骨の歪みがある方に、アイスバーンで転んだことが無いかお聞きするとほぼ皆さん経験があると答えられます。直近ではなく１～２年前のことでもその時に治していないと歪んだ状態がそのままで、痛みや違和感として残ってしまっているのです。
また、ゲレンデでのスキーやスノーボード等での大転倒も原因となります。

特殊な例ですが、30代の女性の方でしたが、小学生時代に教室で椅子に座ろうとした時に男の子がふざけて椅子を後ろに引いたため、床にお尻を強打してから違和感がず～っとあったと話された方もおられました。大人になって整骨院、整体、等で見てもらっても治らなかった痛み/違和感が初めて取れたと喜んで頂きました。

このお役立ち情報を書いたのには実は理由があります。
先日、別海町から来られたお客様が当院を見つける際に「札幌　仙骨矯正」で見つけられたとのことでした。他のどこも仙骨の矯正を専門で行っているところは無く、行っても治らなかったとのことでした。「牛の世話をしているのでなかなか家を離れられないので、是非、別海町に出張施術に来て欲しい！」と依頼されました。別海町出身の河﨑さんが「ともぐい」で直木賞受賞が発表されたので、これも何かの縁だと思い検討してみようかな！(^^)

特別な技術とは思ってなかったのですが、スタッフも同じ悩みを持っていたのを治していたので、スタッフからも他の院では無い技術なのでホームページに記載した方が良い！と勧められたのです。

施術内容は、上記の図のように破線の位置にずれてしまった仙骨を正しい位置である実線の位置に戻してあげるだけです。歪んでしまったのか否かを判定する技術が特有なだけで、正しい位置に戻す技術は仙骨と腸骨の隙間にくさびを入れていくイメージの施術を行います。