女性に増えている顎関節症
悩みを訴えられる方は男性に比べて女性が約2~4倍と多く、中でも若い女性が中心と言われています。
また、年代別では20歳代が最も多く、30歳を過ぎると徐々に減少しているとのことです。
当院の実績では、女性 91%に対して、男性 9%と女性が10倍です。
年代別集計では
20歳代 22%
30歳代 56%
40歳代 22%
となっています。これから見ると、30歳代以降の全体数は減少するのかも知れませんが、自然治癒されずに悩みを持たれている方は多いのだと思われます。
では何故女性に多いのでしょうか?
その理由として、一般に女性の方が靭帯が柔らかいこと、顎関節の適合がしっかりしていないこと、さらには女性ホルモンとの関係などが上げられていますが、確実なことはまだ良く分かっていないのです。
他方、男性に比べ女性は健康意識が高く、身体の不調を早期に改善しようとする意欲が高いので、受診に繋がる傾向にあると思います。これは一般的は整体に来られる男女比から見てもうなずけます。
顎関節症チェックリスト
自然治癒されることの多い顎関節症ですが、こんな症状が現れたら、あなたも顎関節症の疑い有りですよ!
顎関節症が疑われる症状のチェックリストです。
- するめ、ビーフジャーキー、フランスパンのような強い繊維の食べ物を噛んだりすると、顎が痛む
- 顎を動かすと痛みがあり、口を開閉すると、特に痛みを感じる
- 耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる
- 大きなあくびや、リンゴの丸かじりができない
- 時々、顎が引っかかったようになり、動かなくなることがある
- 人差し指、中指、薬指の3本の指を揃えて、縦に口に入れることができない
- 口を開閉したとき、ガキッとかザラザラとか音が鳴る
- スキー・ボードなどで転倒して、頭や顎を打ったことがある
- 最近、かみ合わせが変わったと感じる
- 頭痛や肩こりが酷い
いかがでしたか?身に覚えのある項目がいくつかあった方は要注意ですよ!特に1~8に当てはまる方は一度検査にお越しください。検査だけなら無料で行っております。
生活習慣チェック
顎関節症のリスク要因として生活習慣が関わっていると考えられています。あなたは該当する項目がありますか?
- 「歯ぎしりをしている」と言われたことがある
- 歯を食いしばることがある
- 硬い物を食べるとき、左右どちらかで片噛みする
- うつぶせで寝る
- 頬杖をつく
- 日常生活でストレスを感じることが多い
- どちらかというと神経質な方
- ぐっすり眠れない
これも該当する項目の数が多いほど、顎関節症が現れやすいことに繋がります。
参考文献:あごが痛い、口が開かない 顎関節症 NHKきょうの健康 日本放送出版協会発行